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【前編】2025年度最新!学習塾のための口コミ・紹介戦略|LINEとLPで生徒募集を仕組み化


前回のコラム(公式LINE活用編)では、感動体験を起点にLINEや紹介ランディングページ(LP)を活用し、いかに既存の生徒様や保護者様からの紹介をスムーズに仕組み化するか、そして入会直後や閑散期を狙った紹介連鎖・弟妹紹介の戦略についてお伝えしました。
▼前編はこちら
本記事(Googleマップ対策編)では、その視点を外部集客へと切り替えます。今、保護者の塾選びは「井戸端会議」から「ウェブ検索」へと大きく変化し、AIが塾選びを左右する時代が到来しています。
看板やチラシの力が弱まる中、広告費をかけずに認知度と反響を増やすためには、ウェブ上の評判(口コミ)をコントロールし、デジタル上の資産に変えることが不可欠です。
ここでは、AI時代に対応するGoogleマップ対策と、反響を生む合格体験談の強化策について、具体的なノウハウを詳述します。
※この記事は、2025年10月30日に開催したセミナーの内容を元に作成したものです。
以前の口コミは、なかなか塾側ではコントロールが難しいものでした。
しかし、今や口コミはリアルの井 戸端会議から、Googleマップやまとめサイトといった「ウェブ上の書き込み」へと切り替わっており、ウェブ上の口コミを意図的に増やすことができれば、集客効果をコントロールしやすくなりました。
近年、生成AIツール(ChatGPTやGeminiなど)を用いて「〇〇市のおすすめの学習塾を教えてください」と検索する保護者が増えています。
AIが回答を生成する際、情報源として主に参照するのは、Google口コミ、Googleビジネスプロフィール、そしてまとめサイトなどです。
したがって、Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)の対策は、単なる口コミ対策ではなく、AI時代に「選ばれる塾」として検索結果に表示されるための必須の集客対策となっています。
Googleマップは、保護者が自宅から近い塾をエリア名と「学習塾」で検索する際の最も重要な入り口です。
口コミ以外にも、SNS情報、営業時間、写真、最新のイベント、コース内容や料金まで確認することが可能です。
実際に、ある法人様では、意図的に1年間で30件の口コミを獲得した結果、お問い合わせ数が前年同期比で1.3倍に増加した事例があります。
口コミの内容に関係なく、必ず返信してください。保護者は、マイナスな内容が書かれた時こそ、塾がそれにどう対応しているかを厳しくチェックしており、誠実な対応をすることで信頼感を醸成できます。
口コミの「数」も大事ですが、長文で具体的に書かれた「熱いコメント」は、他の保護者に与える影響が非常に大きいです。熱い口コミを集めるには、生徒や保護者が「感動体験をした瞬間」を逃さず、口コミ投稿を依頼することが効果的です。
Googleマップでは、クオカードなどの特典を設けて口コミを依頼することは固く禁じられています。違反した場合、信憑性の低下やGoogle側からのアカウント停止のリスクがあります。
【推奨施策:アンケートと連動させる】
満足度アンケート(Googleフォームなど)を実施し、回答送信完了画面にGoogleマップの口コミリンクを貼りましょう。
「アンケートでいただいた良い内容を、ぜひGoogleマップにもご協力お願いします。塾の励みになります」といった形で協力を依頼します。
これにより、満足度の高い保護者から、Googleの規約に触れずに口コミを集めることができます。
AIが情報を正しく読み取れるように、Googleビジネスプロフィールを常に最新の情報にしておくこと、特にコース内容や料金設定を確認できるようにしておくことが、AI検索に対応するために重要です。
ウェブ上で外部のユーザーに魅力を伝え、反響を増やすためのもう一つの重要な施策が、「入試コラム」と「合格体験談」の作成です。
塾名ではなく、特定の高校を志望する保護者が検索するキーワード(例:「M高校 偏差値」)で、自塾のコラムを検索順位1位に表示させることで、塾のホームページへのアクセスを劇的に増やすことができます。
【入試対策コラム(情報提供)の構成例】
内容: 志望校の倍率、偏差値、入試のポイント、合格までの流れなど、保護者が本当に知りたい情報を網羅します。
流れ: 1,000字から1,500字程度で構成し、最後に「合格するためには〇〇塾がおすすめです」と軽くアピールします。
対策コラムの最後に、合格体験談ページへのリンクを忍ばせ、具体的なサクセスストーリーへ誘導します。
ストーリーの具体性: 「Dランクから第一志望の〇〇高校に合格した生徒インタビュー」のように、生徒の頑張りや、入塾前後の成果の変化を具体的に伝えます。
塾のサポートを強調: 「〇〇塾のサポートがあったから合格できました」といった、塾のサポート内容を具体的に盛り込みます。
「自慢」したくなる演出: 文字だけでなく、素敵な写真や成長のサクセスストーリーを伝える工夫をしましょう。生徒や保護者自身が「うちにこんな感じで掲載してもらったんだ」と誇らしく思い、他の人に自慢したくなるようなコンテンツにすることが理想です。
看板や店舗といった物理的な接点がないオンライン 塾では、口コミや紹介が生まれにくいという課題があります。
オンライン塾においては、紹介LP、合格体験談、Googleマッププロフィールといったウェブ上のページすべてが「看板の代わり」となります。対面塾以上にこれらのウェブ要素を作り込み、信頼性を高める必要があります。
Googleマップをホームページと同じぐらいたくさんの情報を詰め込み、信頼性を高めましょう。
生徒が紹介しやすくなるよう、通われている生徒の属性に合わせた限定的なキャンペーンをウェブ上で告知する工夫が有効です。
「A小学校限定のキャンペーン」などをウェブ上で告知することで、生徒が特定の友人を誘いやすくなります。
オンラインであっても、新規入塾生からの紹介を生むためには、入会から1〜2ヶ月の間に、支払われている月謝以上の価値を感じてもらい、「期待値を超える」サービスを提供することが重要です。
LINEでの細やかなフォローアップを通じて、保護者と多くの接点を持つことで、この「期待値を上回る」関係性を築くことができます。
LINEビジネスアカウントを導入し、リッチメニューなどを使って問い合わせや体験授業への導線をスムーズにすることもおすすめです。
令和時代における生徒募集の成功は、ウェブ上の環境変化に合わせたデジタルマーケティングの強化にかかっています。
特に、保護 者の塾選びが「エリア名+学習塾」での検索と、AIツールの活用に移行しているため、Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)の対策が極めて重要です。
対策のポイントは、寄せられた全ての口コミに必ず返信することで信頼感を高め、特典なしでアンケートと連動させるなどして熱量のある長文口コミを増やすことです。
これにより、AI検索の結果にも自塾の情報が表示されやすくなります。さらに、特定の志望校を検索する保護者を狙い、「M高校 偏差値」といったキーワードで入試コラムを検索上位に表示させ、そのコラムから合格体験談へと誘導する戦略が有効です。
合格体験談は、生徒や保護者が「自慢したくなる」ような魅力的な演出を施し、塾のサポート内容を具体的に盛り込むことで、外部ユーザーの心を掴み、反響増加につなげられます。
オンライン塾の場合は、ウェブ上のページすべてが「看板」となるため、GoogleマップやLPなどのウェブプロフィールの徹底的な強化が必須となります。
