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入塾説明の「あるある失敗例」6選!営業トークの改善ポイントを解説

学習塾における入塾説明は、ただ塾の魅力を伝えるだけではなく、保護者や生徒の不安を解消し、「この塾なら安心して任せられる」と納得してもらうことが重要です。
前回の記事では、「入塾説明でやってはいけない6つのこと」をご紹介しましたが、より高い成果を出すためには、「営業力」も意識する必要があります。
>前回の記事:入塾説明の「あるある失敗例」6選!営業トークの改善ポイントを解説
「営業」と聞くと、苦手意識を持つ先生も多いかもしれません。しかし、ここで言う営業力とは、強引に勧誘することではなく、「保護者や生徒の心に寄り添いながら、納得感を持って決断してもらう力」を指します。
本記事では、以下の2つのテーマを中心に、入塾説明を成功させるための具体的なポイントを解説します。
✅ 入塾説明のクロージングで気をつけるべき3つのポイント
✅ 保護者や生徒の不安を解消する「切り返しトーク」の実践例
「入塾説明はできているのに、なかなか契約につながらない…」 と感じている方は、ぜひ参考にしてください。ちょっとした工夫で、説明の質が大きく変わり、入塾率の向上につながります。
入塾説明を成功させるためには、指導力だけでなく「営業力」も欠かせません。しかし、「営業が苦手」と感じている塾の先生も多いのではないでしょうか?
では、どのようにすれば入塾説明の質を高め、スムーズに契約へとつなげられるのか。ここでは、特に重要な3つのポイントをご紹介します。
塾選びで最も重要なのは、「この塾に通えば本当に成績が上がるのか?」という点です。講師自身が「成績を上げる自信」を持ち、それを明確に伝えられれば、保護者や生徒の安心感につながります。
✅ 「当塾の学習法では、過去に○○高校に合格した生徒がいます」
✅ 「この勉強法なら、△△くんの成績も○ヶ月で偏差値○アップが期待できます」
といった具体的な事例を交えながら、「成績を上げる仕組み」を論理的に説明することが大切です。講師自身が確信を持って伝えられるよう、日頃から成功事例や指導ノウハウを学び、自信を深めておくことがポイントになります。
保護者は、複数の塾を比較したうえで最適な選択をしようとしています。そのため、他塾と比べてどのような強みがあるのかを明確に伝えることが重要です。
例えば、次のような点を強調できます。
✅ 「当塾はプロのコーチが学習計画 を作成し、個別にフォローします」
✅ 「他塾では学生講師がメインですが、当塾では経験豊富な専任講師が指導します」
✅ 「週○回の個別指導に加え、自習室の利用サポートも充実しています」
また、「他の塾と比較してみてください」と伝えることで、相手に考える余地を与えつつ、塾の価値をより実感してもらうこともできます。
どれだけ良い説明をしても、「最後のひと押し」ができなければ契約にはつながりません。クロージングとは、保護者や生徒が納得し、入塾を決断できるように促すプロセスのことです。
具体的には、以下のようなフレーズを活用できます。
✅ 「本日お申し込みいただければ、入学金が○○円割引になります」
✅ 「このまま何もしなければ、次のテストの結果も変わりません。一緒に頑張ってみませんか?」
✅ 「体験授業を受けてみて、合わなければお断りいただいても構いません」
重要なのは、相手の不安を払拭し、「今決めるメリット」を伝えることです。「家に帰って考えます」と言われると、そのまま入塾しないケースも多いため、なるべくその場で判断しやすい提案をするようにしましょう。
この3つのポイントを意識することで、入塾説明の成功率を高めることができます。
次のセクションでは、さらに実践的なスキルとして、保護者の不安や疑問に対応する「切り返しトーク」の例をご紹介します。具体的なフレーズや考え方を知ることで、よりスムーズな入塾説明が可能になります。
入塾説明では、保護者や生徒からさまざまな質問が寄せられます。その際、適切な切り返しができるかどうかで、相手の不安が解消されるか、入塾を前向きに検討してもらえるかが大きく変わります。
ここでは、入塾説明でよくある質問と、それに対する効果的な切り返しトークの例 をご紹介します。
【NGな対応例】
「うちの塾は○○が強みです。他の塾よりも質の高い指導を提供しています。」
→ 他塾を否定するような言い方は避ける。客観的な比較ができると説得力が増す。
【効果的な切り返し例】
「どの塾にも良い点がありますが、当塾は○○という点に特に力を入れています。」
「例えば、当塾では○○のような学習サポートを行っており、他塾との違いを実感していただけるかと思います。」
【ポイント】
他塾を否定せず、「当塾ならではの強み」を具体的に伝える ことが重要です。
【NGな対応例】
「確かに少し高いですが、質が違います。」
→ 「高い」という印象を強調しすぎると、マイナスイメージにつながる。
【効果的な切り返し例】
「ご家庭のご予算に合わせたプランもご用意しています。ご希望に沿う形でご提案できますので、ご相談ください。」
「確かに他の塾と比べると金額が違うかもしれませんが、その分、○○のサポートを充実させており、しっかり成績向上につなげています。」
【ポイント】
料金の高さを強調せず、「その価値がある」ことを伝える のがポイントです。
【NGな対応例】
「もちろんです!では、体験後にまたご連絡ください。」
→ その場での意思決定を促す工夫が必要。
【効果的な切り返し例】
「はい、体験授業も可能ですが、実際に通うことを前提に一度学習計画を立ててみるのもおすすめです。」
「体験後に迷われる方も多いので、今のうちに仮申し込みをしておくこともできます。」
【ポイント】
「体験授業をしたら入塾しなくてもいい」と思われないよう、入塾を前提とした流れを作る ことが大切です。
【NGな対応例】
「勉強の大切さを説明してあげてください。」
→ 保護者任せにせず、塾としての対応を示すことが重要。
【効果的な切り返し例】
「お子さまが前向きに学習に取り組めるよう、最初は週1回からのスタートも可能です。」
「まずは短期間だけ試してみて、続けられそうか一緒に考えていきませんか?」
【ポイント】
無理に説得しようとせず、「通いやすい選択肢」を提案する ことで、前向きな決断につなげることができます。
入塾説明では、質問に対する回答の仕方が入塾率に大きく影響します。 ただ質問に答えるのではなく、相手が納得しやすい形で伝えることが重要です。
入塾説明は、単なるサービス紹介の場ではなく、保護者や生徒の不安を解消し、納得してもらうことが重要です。営業が苦手だと感じている先生でも、ポイントを押さえてトレーニングを積めば、着実に入塾率を向上させることができます。
営業と聞くと、苦手意識を持つ先生も多いかもしれません。しかし、入塾説明で求められるのは、強引なセールストークではなく、保護者や生徒に寄り添いながら「最適な選択肢」を提案することです。
入塾説明の質を高め、より多くの生徒にとって最適な学習環境を提供できるようにしていきましょう。