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今すぐ実践できる!問い合わせが急増する生徒募集チラシの作り方~絶対に外せないポイント9選(前編)~
前回の記事では、チラシ作成に入る前の準備として「顧客の行動原理」と「生徒募集チラシを作成してもうまくいかない理由」について解説しました。
今回はいよいよ「具体的なチラシの作り方」について、絶対に外せないポイント9選を解説していきます。
絶対外せない!チラシ作りのポイント9選(前編)
前回の記事でも触れましたが、チラシの目的とは「塾についてもっと知りたい」と思ってもらうことです。
チラシを見た人にまずは、「インターネットで調べてもらうこと」や「問い合わせの電話をかけてもらうこと」といった、小さなステップを促すことが大切です。
それらを踏まえて、この章では反応の高いチラシの作り方を具体的に4つ紹介します。
①魅力的なオファーを掲載する
例えば、「塾生募集」という文言の代わりに、以下のよ うなハードルの低いオファーをチラシに掲載すると多くのお問い合わせが見込めます。
〇無料体験
〇春期(夏期・冬期)特別招待講習
〇無料定期試験テスト講座
〇無料学力診断テスト
〇個別学習相談会
獲得した見込み客に対し、メールマガジンを送信したり、特別講座やイベントの開催を案内したりすることによって、入塾を促すことができます。
すぐに入塾に結び付かなかったとしても、こうした方法を続けることで、不特定多数にDMを送信し続けるよりも多くの生徒に入塾してもらえることが期待できます。
②チラシは文字や写真で埋め尽くす
反応率の高いチラシの原則は、文字や写真で埋め尽くされていることです。
〇理念
〇塾の方針
〇授業料
〇指導科目
〇時間割
〇問い合わせ先
〇場所やアクセス
など、必要な情報をすべて記載することが大切です。チラシは一方的な自己紹介のため、相手の知りたいことを全て説明することが大前提となります。
B4両面では書ききれないくらいの量があるとよいでしょう。
隅々まで読む人は少ないかもしれませんが、教育意識の高い保護者はチラシの空白を嫌う傾向にありますので、入塾意欲の高い保護者からの問い合わせを期待できます。
③チラシは塾長自らが考えるべき
学習塾を専門にしていない一般的なデザイン会社に任せると、イメージ写真を大きく使い、余白だらけの一見かっこいいページを作成し、キャッチコピーも当り障りのない美辞麗句が並ぶことが多いです。
しかし、これは全く効果がないと 言っても過言ではありません。
多少文章が下手でも塾長自らが文面を考えることで「塾の匂い」が伝わり、入塾面談の時も違和感を持たれず入塾に繋がりやすくなります。
最近ではICT教材を導入している学習塾も増えてきているため、それを使った学習風景なども分かると、よりその塾特有の匂いが伝わりやすくなります。
④塾の疑似体験をさせる
ほとんどの塾が「塾生募集」「塾名」「募集要項」や「頑張る君を応援します」といった抽象的なキャッチコピーだけでチラシを作っているため、塾の姿が伝わらず、保護者は問い合わせをしづらくなってしまいます。
先生側からだと「こんなことは説明しなくてもわかるだろう」という情報でも、保護者には伝わらないと考えた方がよいでしょう。
チラシには必要な情報をすべて記載し、チラシ上で塾の疑似体験をしてもらうことを目指します。
具体的には、以下のような入塾体験で説明しなければいけないことをすべて記載し、チラシを見た人に見学したようなイメージを与えましょう。
〇塾の理念
〇指導方法
〇教材
〇入試情報
〇講師紹介
〇進学実績
〇授業風景
〇塾生の声
文字で埋め尽くされたチラシで集客力アップ!
チラシの文字数と問い合わせ数は比例すると言われています。
多くの生徒を集める塾のチラシは、きまって細かい文字でびっしりと埋め尽くされている傾向にあります。
なぜなら、1時間で作ったような空白だらけの「手抜きチラシ」だと、授業そのものも手抜きをしているのではないかと思われてしまう傾向があるため です。
そこに書かれている文章はもちろん、人はチラシ全体のイメージにも思考を左右されてしまうため、チラシで「手抜き」をイメージさせないことが非常に重要です。
そこを改善するだけでもチラシの反応率は劇的に変化していきます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回説明した4つのポイントを参考にして、ぜひ保護者の反応率が高い塾生募集のチラシを作ってみてください。
次の記事は、「問い合わせが急増する生徒募集チラシの作り方~絶対に外せないポイント9選(後編)~」です。
「具体的なキャッチコピー作成のポイント」など、今回の記事では書ききれなかった残り5つのポイントをご紹介いたします。