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勉強にライバルは必要か?実験から分かるその理由とは
本記事では、テスト前の生徒や受験生を受け持つ先 生方に向けてライバルは必要か否か紹介していきたいと思います。
[ もくじ ]
▶ライバルはいたほうがいい
▶ライバルがいることのメリット・デメリットを紹介します
▶ライバルが多いと「やる気」は出るのか?
▶ライバルを作る時の注意点
▶おわりに
ライバルはいたほうがいい
結論から言うと、学習するにあたってライバルはいたほうがいいです。
しかし、ライバルになる人には条件があります。ではどのような存在のことを「ライバル」と呼べるのでしょうか?
ライバル と辞書で調べると以下のような結果が出てきます。
競争相手。好敵手。同等もしくはそれ以上の実力を持つ競争相手のこと
このようにライバルは好敵手=ポジティブな意味の言葉であることがわかります。
ライバルがいることのメリット・デメリットを紹介します
では、より具体的にライバルがいることのメリット・デメリットを紹介します。
まず、メリットとして3つ挙げることが出来ます。
①挫けそうな時の心の支えになる
勉強中、特に受験中は辛くなることが多く、勉強をやめてしまいたいと思うことが何度もあります。
しかし、ライバルがいれば「あいつだけには負けたくない!」と頑張ることができるため、追い詰められた状況でも心の支えになります。
②競争意識により、高得点が狙える
ライバルとテストの点数などを競うことにより、勉強のモ チベーションを保つことができます。
またお互いに負けたくないという競争意識も芽生えます。
③受験などの情報交換が出来る
ライバルは成績が拮抗している相手の場合が多いため、受験での悩みや解いている問題など有益な情報を交換をすることが出来ます。
例:得意科目を教えあう 一緒にオープンキャンパスにいけるなど
しかし、ライバルをつくることにはデメリットもあります。
デメリットとして考えられるのは以下の3点です。
①目標がライバルに勝つことになる
あくまでも勉強・受験の目標は「テストで目標の点数を取る」「志望校に合格する」ことであって「ライバルに勝つ」ことではありません。
本来の目的(志望校に合格すること)を見失わずに頑張ることが大切です。
②ライバルと比較して落ち込む可能性がある
ライバルに勝てないがあまり「自分はダメかもしれない」と自己嫌悪になってしまう恐れがあります。
その際はライバルだけを見て落ち込むのではなく、前回の自分よりも成長できたかの観点で評価することが大切です。
③足を引っ張りあう友達になる可能性がある
友達同士で勉強しているとついおしゃべりをしてしまいます。
休憩中ならリフレッシュにもなりますが、そうでない場合はお互いの足を引っ張ってしまうことも。
このような場合は、勉強と遊びのメリハリが付けられる人をライバルにしましょう。
ライバルが多いと「やる気」は出るのか?
実際にライバルはどれくらいの人数がいると効果があるのでしょうか?
ここでとある実験を見ていきましょう。
この実験では、一般常識に関する問題を出来るだけ早く解くという内容で参加者を2グループに分けました。分け方は以下の通りです。
①自分の他に10人が同じ問題を解く。早く解けた上位20%の人には賞金5ドルを渡す
②自分の他に100人が同じ問題を解く。早く解けた上位20%の人には賞金5ドルを渡す
結果は①の方が短い時間で解き終わりました。
理由はライバルの数が少なかったからです。
ライバルが多いと「どうせ自分には無理だ」などと言った悲観的な感情が芽生え、どうしてもいい結果を出せなくなるというのが証明されました。
ライバルが沢山いるとかえって逆効果になってしまうのです。
ライバルを作るときの注意点
ここまでライバルのメリット・デメリット、いた場合の人数などを紹介してきました。
ライバルを作りたい場合、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?3つポイントを紹介します。
①いつも行動・生活をともにしている人にする
学校などで昼ご飯を一緒に食べている人、登下校をともにしている人など様々な人が思い浮かんだかと思われます。
一緒にいる人だとお互いの現状をオープンに話すことができ、切磋琢磨することができます。
②ライバルと自分の目標を一緒にしない
自分自身 が設定したライバルに勝つことと、自分の志望校を目指すのは別のことです。
ライバルに点数で勝っても志望校に合格するかは分かりません。
これらは別々の結果として理解することが大切です。
③勉強と遊びのメリハリをつけられる人を選ぶ
デメリットにも記載した通り、ライバルは足を引っ張りあう存在になる可能性も十分にあります。
そんな時に勉強するときと休憩(遊びの時間)を分けられる人を選ぶとダラダラする時間も減ります。
おわりに
これまでライバルがいることのメリット・デメリットを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
勉強する際に、ライバルとして競うなら点数や正答率などの数値が明確の方が競いやすいのではないかと思います。
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