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塾の講師不足をチャンスに変える!無理なく自立学習へ移行する3ステップ

塾の講師不足をチャンスに変える!無理なく自立学習へ移行する3ステップ

「求人を出しても反応が少なく、以前のように新しい講師を確保することが難しくなった」

「深刻な講師不足により、テスト前は塾長の自分が連日授業に入って穴埋めをしている」


かつて教室長として現場を回していた私にとっても、講師採用と毎月のシフト作成は、常に悩みの種となっていました。


少子化が進み、学生のアルバイト先もたくさんある今、待っていればいつか応募が来るという時代は終わってしまいました。この先も、講師不足が勝手に解消されることは難しい状況です。


だからこそ、どうやって人を集めるかと悩み続けるのではなく、先生がたくさんいなくても、質の高い指導をして教室を回すにはどうすればいいか、と発想を切り替えるタイミングが来ています。


そのための具体的な解決策となるのが、先生がつきっきりで教えるのではなく、生徒が自分のペースで進められる‟自立学習”という仕組みです。


本日は、人手不足のピンチを逆手にとり、塾の利益も指導の質もアップさせる「自立学習へのスムーズな移行ステップ」をお伝えします。


なぜ昔のように学生は塾講師を選ばなくなったのか?

解決策へ進む前に、なぜこれほどまでに講師が集まりにくくなってしまったのか、少しだけその背景について考えてみたいと思います。


昔は塾講師といえば、時給も高く、大学生にとって花形のアルバイトでした。


しかし今は、少子化で学生の数自体が減っていることに加え、学生たちのアルバイトに対する価値観そのものが大きく変化しているようです。


今の学生は、費やした時間に対する見返り、いわゆるタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する傾向にあると言われています。


塾講師のアルバイトは、授業前の予習や、授業後の報告書作成など、どうしても時給に換算されない見えない時間がたくさん発生しがちです。さらに、生徒の成績を背負うプレッシャーも少なくありません。


そのため、多少時給が低くても、準備がいらない・終わったらすぐに帰れる・シフトの融通が利くといった別のアルバイトのほうが、今の学生には魅力的に映りやすいのかもしれません。


つまり、講師が集まらないのは、決して塾の時給が低いから、あるいは求人の出し方が悪いからという理由だけではないはずです。


塾講師という働き方そのものが、今の学生のニーズと少しずつ噛み合わなくなってきているという背景にも目を向ける時期が来ているのではないでしょうか。


講師不足がもたらす教室への影響

「講師が足りないなら、自分が授業に入って穴埋めをすればいい」


責任感の強い塾長先生ほど、そうやってご自身が無理をして現場を回してしまうことも多いのではないでしょうか。ただ、この状態が当たり前になってしまうと、教室の運営に少しずつ無理が生じてしまう懸念があります。


とくに気がかりなのは、塾長先生ご自身の時間が削られてしまうことではないでしょうか。


授業に出ずっぱりになることで、本来もっとも大切にしたい保護者とのコミュニケーションや生徒への細やかな声かけ、さらには新規集客のための準備や次の講習の企画といった経営にかかわる業務が、どうしても後回しになりがちです。


また、講師1人が生徒2〜3名を見るこれまでの個別指導の形では、講師の人数以上に生徒を受け入れることができないという点もネックになりやすい部分です。


せっかく入塾の問い合わせをいただいても、担当する講師がいなければ、泣く泣くお断りせざるを得ない場面も出てきてしまいます。


そのうえ、時間をかけて育てた頼れる学生講師も、大学卒業のタイミングで塾を離れていくことがほとんどです。


そのたびにまた一から採用と育成をやり直すとなると、指導のクオリティを安定させるのも、なかなか難しく感じられるはずです。


このように、人手に頼り切ったやり方を気合いでカバーし続けるのは、塾の経営を少しずつ不安定にさせてしまう要因になりかねません。


講師不足をチャンスに!塾も生徒も成長する自立学習

こうした現状から抜け出すために多くの塾が取り入れ始めているのが、ICT教材などを活用した自立学習への切り替えです。


講師がずっと横についてゼロから教え込むのではなく、システムに任せられる部分は任せ、生徒自身が進めていくスタイルを取り入れれば、講師の人数に縛られることなく、もっと多くの生徒をサポートできるようになります。


そしてこれは、単なる人手不足の解消だけで終わる話ではないのがポイントです。


講師がつきっきりにならない分、人件費が抑えられて教室の利益が上がりやすくなりますし、教え方のうまい・下手に左右されることなく、どの生徒にも安定したクオリティで指導を届けやすくなるのも大きなメリットです。


さらに、塾の経営面だけでなく、生徒たち自身にとってもうれしい変化がたくさんあります。


例えば、これまでの個別指導でよくあった「先生が隣の生徒にかかりきりで、自分の待ち時間が長くなってしまう」といったケースを解決することができます。


自分のペースでどんどん先取りすることも、苦手な単元にじっくり時間をかけることもできるため、自分で考えて解決する力が自然と育っていくのも、自立学習ならではの大きな魅力ではないでしょうか。


無理なく進める自立学習への移行3ステップ

とはいえ、「いきなり指導スタイルを変えたら、生徒や保護者からクレームが来るのでは?」と心配される先生もいらっしゃるかもしれません。


現場に無理な負担をかけず、少しずつ自立学習へと移行していくための、具体的な3つのステップをお伝えします。


1.  先生の役割に対する考え方をアップデートする

具体的なシステムを導入する前に、まずは「先生がずっと横について、ゼロから全部教えなければいけない」という固定観念を少しずつ手放してみませんか。


「システムに任せるなんて、指導をサボっているようで申し訳ない」と感じる先生もいらっしゃるかもしれません。


しかし、知識のインプットや丸付けといった作業を思い切ってICT教材などのシステムに任せることで、実は生徒も自分のペースで効率よく学習を進めやすくなるというメリットも期待できます。


その分、先生方は生徒の進み具合にしっかりと目を配り、つまずいている箇所でヒントを出したり、「よくここまで進められたね!」と褒めてモチベーションを高めたりすることに、たっぷりと時間を注げるようになります。


「システムが教え、人が伴走して励ます」

まずはこの新しい役割分担へと考え方を切り替えることが、最初の一歩になります。


2. 負担の少ない部分導入から始める

新しい指導のイメージが整ったら、次はいよいよ実際の教室への導入です。


ただ、指導の形を変えるとき、いきなりメインの英語や数学の授業をすべてシステムに切り替えるのは、現場の先生にとっても保護者にとってもハードルが高いと感じる方がいらっしゃるかもしれません。


そこでおすすめなのが、講師のシフト手配が特に大変な部分からスモールスタートさせることです。


たとえば、定期テスト前2週間の、理科・社会の暗記特訓や、夏期講習の総復習講座などから、自立学習の仕組みを取り入れてみてはいかがでしょうか。


これなら、普段の授業の形は大きく変えずに済みますし、生徒たちもテスト対策や講習期間の特別なツールとしてスムーズに受け入れやすくなるはずです。


3. 保護者へは前向きな理由を伝える

自立学習へ移行する際、少し工夫が必要なのが保護者への伝え方です。


「講師が足りないので、これからはシステムを使います」とそのまま伝えてしまうと、「指導の手抜きなのでは?」と心配をかけてしまうかもしれません。


あくまで、生徒本人の成績アップに繋がる前向きな変化としてお伝えしてみてはいかがでしょうか。


「これまでは先生の解説を待つ時間がありましたが、自立学習のスタイルなら自分のペースでどんどん先取り学習ができます」

「受け身の授業ではなく、自分で解説を読んで考える力を養うために、この仕組みを取り入れました」


このように、生徒の自立心を育て、より効率よく成績を上げるための前向きな仕組みづくりであるというメッセージを、面談などで丁寧にお伝えしていけると理想的です。


講師集めの時間を、生徒や教室運営に向き合う時間へ

新しい講師が採用できないという悩みは、もしかすると、これまでの人に頼りすぎるやり方を見直し、より安定した教室運営へとシフトするための、ひとつのきっかけになるのかもしれません。


毎月のようにシフトの穴埋めに追われる日々から、少しずつ抜け出してみませんか。


そこで生まれた時間は、生徒一人ひとりへの丁寧な声かけや、保護者様とのコミュニケーション、そして新しい集客の企画といった、塾長先生にしかできない大切な業務にたっぷりと注いでいただけるはずです。


とはいえ、いざ自立学習を取り入れようと思っても、世の中には多くのICT教材があふれており、「自分の塾にはどれが合うのかわからない」と迷われる先生も多いのではないでしょうか。


そこで、個人塾の塾長先生がICT教材選びで失敗しないための比較ポイントをまとめた記事を公開しています。


選び方の基準を知りたいという方は、ぜひこちらの内容も参考にしてみてください。



▼個人塾向けICT教材の比較と選び方に関する記事はコチラ

個人塾向けICT教材の比較と選び方|プロが教える5つの必須チェックリスト
「周りの塾がどんどん新しい機材を導入している…」 「生徒一人ひとりに合った指導をしたいのに、時間がない…」 「毎日の採点や連絡業務が、もう限界…」 …
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